急行はまなすの思い出

北海道&東日本パスといえば、2016年まで運行をしていた急行はまなすの話題があがりがちです。

夜の10時ごろに青森駅を発車して、翌朝の6時頃に札幌駅に到着するこの列車ですが、
北海道&東日本パスとの親和性が相当高い急行でした。

北海道&東日本パスにおける急行はまなす

急行はまなすの乗車については、
2009年までは、自由席であれば北海道&東日本パスを持っているだけで乗車することができました。
しかし、2010年からは急行券の購入が必要となりました。
その代わりに、指定席券の購入可能となったため、通常の指定席に加えて、
ドリームカー、のびのびカーペットカー、B寝台といったように、
様々な種類の座席がある魅力的な急行のひとつでした。
ドリームカーは、夜行バス並のリクライニングと、グリーン車並のふかふかシートによって、
安眠性を高めたシートです。指定席と同値段ということで、筆者も良くお世話になりました。
これよりも上位とされていたのが、のびのびカーペットカー。
完全に横になって雑魚寝のできるシートが用意されており、枕、毛布、座席によってはハンガーも用意されていました。
現在のサンライズ出雲・瀬戸のノビノビ座席に近いものでした。
B寝台も寝台料金を支払えば乗車可能で、貧乏人ばかりが乗っている急行はまなすの中においては
最上位カーストといっても良い車両でした。筆者も何度か乗車しましたが、
寝台特急北斗星を一瞬だけ体感できるかのような良さを味わえました。

しかし、2016年の3月に、北海道新幹線の開業にともない、急行はまなすは運転を終了。
もう復活することはおそらく二度と無いとは思われますが、多くの人に思い出を刻んだ列車となりました。

東京から札幌までほぼ24時間で到着するのは急行はまなすが欠かせない

当時の時刻表を引っ張り出してくれば全てわかることではありますが、
急行はまなすが青森駅から札幌駅にむけて発車する午後10時よりも前に青森に到着すれば、
翌朝の札幌駅に6時に到着することは保証されていました。
北海道&東日本パスを使った場合、東京駅を午前6時代の列車に乗車すれば、
ギリギリ青森駅まで到着していました。
これは青春18きっぷではなし得ることができません。
その理由としては、IGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道には、
青春18きっぷでは乗車できないからです。
まさに東日本に住んでいる人が北海道に行くためのきっぷであり、
逆に北海道に住んでいる人が東日本に行くためのきっぷであるといえました。

厚別ダッシュを利用すれば、東京から36時間で稚内までたどり着ける

旅をしていれば誰もが一度は行ってみたいと思う最北端の地まで、
北海道&東日本パスと急行はまなすを組み合わせさえすれば、行くことができました。
ダイヤの都合によっては、丸2日かけても厳しくなる場合もありましたが、
それを解決する手段の1つが、厚別ダッシュと呼ばれるものでした。
厚別ダッシュとは、急行はまなすに乗車して、札幌駅まで行かずに、
札幌駅の一駅手前の新札幌駅で降りて、函館本線の厚別駅まで
歩く(走る)移動するという方法です。
こちらを利用することによって、札幌発旭川行きの一本早い列車に乗車することができますので、
旭川から早い時間帯に出る宗谷本線に乗車することができました。
しかし急行はまなすがなくなってしまった今となっては、厚別ダッシュの役目は終えてしまいましたので、
もはや過去の話とはなってしまいますが、あの頃のダッシュはなかなか思い出深いものがあります。

急行はまなすは復活はないと思いますが

北海道新幹線が開業してしまったことによって、急行はまなすが青函トンネルを走ることは
おそらく二度とないと思われますが、北海道&東日本パスには欠かせない急行として、
これからも様々な人の思い出に残っていくと思います。
ちなみに、現在でも北海道&東日本パスは、「急行列車」の乗車は可能です。
臨時列車でたまに急行列車が走ることはありますが、そちらの乗車には使用できるので、
急行はまなすへの思い出をはせながら、他の急行に乗ってみるのも良いかも知れません。

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