北東パス旅で組み合わせると便利なフェリー【津軽海峡・太平洋編】

日本という国は島国ですので、離島も多いです。
とはいいながらも、本当に島が多いのは瀬戸内海だったりするので、
北海道や東日本の方では、フェリーを旅に組み込むというのは、
あまり馴染みがないという方のほうが多いのではないでしょうか。
しかしながら、北海道&東日本パスの旅に船旅をプラスすると、可能性は色々と広がります。
今回は離島への移動ではなく、北海道&東日本パスの移動範囲をむすぶフェリーを中心に、
ご紹介をさせていただきます。
各駅停車での移動ばかりではなく、こうした船の移動を組み込むことによって、
旅に彩りが出ますし、場合によっては宿泊も可能ですので、
移動しながら睡眠も取れるということで、可能性は無限大です。

青森~函館のフェリー「青函フェリー」「津軽海峡フェリー」

所要時間:3時間40分

本州と北海道を結ぶフェリーの中でも、
最も知名度が高いとされているのが、この青森と函館を結ぶ航路です。
北海道新幹線が開通する、そのまた前、青函トンネルが1988年に開通するまえには、
本州から北海道に渡る手段としては、青函連絡船のようなフェリーを使用するか、
飛行機を使うしかありませんでした。
現在こそいろいろな手段で北海道に渡る手段はできていますが、
未だにこの青森と函館を結ぶ航路は多くの人々に愛されています。

この航路を結ぶフェリー会社としては以下の2種類があります。
青函フェリーの方がもともと貨物船だったこともあって、最小限の施設しかないことからお値段安めですが、
津軽海峡フェリーの場合には、様々な座席種類があって快適性が高い傾向にあるので、
どちらを選ぶかはなかなか悩ましい部分が多くなるでしょう。
所要時間的には3時間40分と、本記事で紹介する中では最も短いので、
夜間に睡眠を取る目的での移動としては少々厳しいかも知れません。

・青函フェリー
青函フェリーターミナルを利用。

【青森駅から青森港のアクセス】

バスの場合は、青森駅東口6番のりば乗車15分、バス停「新田」下車から徒歩10分。
タクシーの場合には青森駅西口から徒歩10分。新青森駅からも徒歩10分。
タクシー利用の場合には割引が用意されているのがぜひ利用すべきです。
また、徒歩の場合には45分かかります。それなりに歩くので、旅の疲れと要相談です。

【函館駅から函館港のアクセス】
バスの場合は、函館駅から函館ターミナルまでは路線バスが運行しており、所要時間は約11分。
タクシーの場合には函館駅から10分、五稜郭駅から10分です。
青函フェリーと津軽海峡フェリーで乗り場が若干異なるため、注意が必要となります。

八戸~苫小牧のフェリー「シルバーフェリー」

所要時間:7時間15分

青森~函館を結ぶフェリーよりも距離が少々伸びますので、
北海道&東日本パスで早朝に東京を出る場合、
夜にフェリーで移動しながら睡眠も取れて、翌朝に苫小牧からスタートできるので、
道央・道北・道東へとアクセスがしやすい航路です。

東京を始発列車で出て八戸港に夜10時までにたどり着けばこちらのもの。
翌日の朝6時に苫小牧港に到着する、すばらしいフェリーです。
かつて、北海道&東日本パスでは「急行はまなす」という夜行列車が走っており、
青森から札幌までを約8時間ほどかけて移動できる存在がありました。
この「急行はまなす」によって、東京を始発で出て移動しつづければ、
翌日の朝6時に札幌にたどりつけるというキレイなルートが出来上がっていたのです。
北海道&東日本パス利用者としては大助かりでした。
しかし、残念ながら2016年に北海道新幹線が開通する際に運行終了となってしまいました。
上記で挙げた青森~函館航路よりも、急行はまなすに近いといえるのが、
こちらのルートであるといえるでしょう。

この所要時間が長いわりには、1日に4本程度運行しています。
ただ難点としては、駅からフェリー乗り場までの距離が少々遠いところが挙げられます。

【八戸駅・本八戸駅から八戸港へのアクセス】
八戸駅からシルバーフェリーニューシャトルバスで約40分、
本八戸駅からですと約20分かかります。
距離的にはそこまで離れているわけではありませんが、
八戸駅から中心街のターミナルを経由して移動するため、これだけの時間がかかります。
バスの運行は早朝と深夜のみで、早朝のダイヤについては八戸駅発の列車がありませんのでご注意ください。
タクシーの場合は八戸駅から約20分、本八戸駅から約15分かかります。
ちなみに、徒歩で行くのは約9kmほどあるため、旅のなかの移動としては非現実的です。
片道2時間以上かかってしまいますので、おすすめしません。

【苫小牧駅から苫小牧港へのアクセス】
JR苫小牧駅から道南バスで約20分かかります。
こちらは八戸港までのバスとは異なり、一日の運転本数が4~5本ありますので、
アクセスがしやすくなっています。
タクシーの場合には苫小牧駅から約15分ほどかかります。
徒歩での移動は八戸港と同じく、こちらも非現実的です。

仙台~苫小牧のフェリー「太平洋フェリー」

所要時間:15時間

夜の7時台に出発してから、およそ15時間ほどかけて移動をするフェリーとなります。
15時間と聞くと、それなりに長時間に感じられるかも知れませんが、
仙台から苫小牧までの移動を北海道&東日本パスで行った場合よりも早く到着できます。
夜間の移動としてはもってこいですし、設備も非常に充実しています。
船旅をそれなりにしっかりと満喫しながらも移動も兼ねられるのがおすすめです。
ただし、外洋を長時間移動するフェリーとなりますので、
どれほど船酔いをするのかが未知数な方は、いきなりこういったフェリーの乗船は控えた方が良いかも知れません。

仙台が出発地で、北海道旅行を存分に満喫したい場合には、
旅の1日目は船での移動で、旅の2日目から北海道&東日本パスを
使用する方法が適しているかも知れません。
そのような使い方をすれば、北海道を小回りで一周した上で、
仙台まで7日間で帰ってくる予定も組めそうです。

【仙台駅から仙台港へのアクセス】
仙台駅から直通のバスは本数が限られており、一日に数本しかでていません。
片道約45分となっています。
他に移動する手段としては、中野栄駅か多賀城駅まで仙石線で移動をすると、
宮城交通のバスでの移動も可能です。

室蘭~八戸~宮古のフェリー「シルバーフェリー」

室蘭→八戸 所要時間:6時間40分
室蘭→宮古 所要時間:11時間5分
宮古→室蘭 所要時間:10時間

曜日限定となり、使用する機会が限られてくるフェリーとはなります。
室蘭発の便は八戸を経由し、宮古に到着しますが、
宮古発の便は八戸を経由せずにそのまま室蘭に向かいます。
また、室蘭発の便は深夜時間帯に移動するフェリーですが、
宮古発の便は日中に移動するフェリーとなります。
夜間に睡眠を取る目的での移動は室蘭発のみとなりますが、
日中に移動する便に乗船した場合には、三陸地方の美しい景色をみることができます。
北海道&東日本パスを使用して、東北地方の太平洋側を濃厚にがっつりと旅をするのであれば、
利用をおすすめしたいフェリーとなります。
室蘭、八戸、宮古ともに、列車の時間とはあまり合っていない時間帯に運行しているフェリーとなりますので、
北海道&東日本パスの旅の予定に組み込む場合は、要注意です。

【室蘭駅から室蘭港へのアクセス】
JR室蘭駅からタクシーで約5分、JR室蘭駅から徒歩で13分となります。
駅から徒歩で気軽に向かうことができるのが室蘭港の魅力です。
また、東室蘭駅からのバスも出ています。こちらは道南バスで40分となっています。

【宮古駅から宮古港へのアクセス】
JR宮古駅からタクシーで約10分、三陸鉄道磯鶏駅から徒歩で15分です。
宮古駅からはシャトルバスが出ており、そちらですと10分で到着します。
タクシー、バス、徒歩ともに色々な手段が選択できますが、
徒歩の場合には北海道&東日本パスでは利用できない
三陸鉄道の利用を行うことにはなりますし、
北海道&東日本パスのみでの旅を行うとしたら、宮古駅からの移動が良さそうです。

以上が、北海道&東日本パスと組み合わせると便利な
津軽海峡と太平洋編の紹介でした。
ココ数年はLCCによる移動の方が時間の短縮になるという意味で紹介されてきましたが、
このようにフェリーの利用をすることによってのんびりとした旅を楽しむこともできますので、
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

また、こちらの記事で紹介しましたのは、太平洋側のフェリーのみでしたので、
次回は日本海側のフェリーについてもご紹介します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です